(9)賃金規程(給与規程)の作り方
賃金規程は、就業規則の中の賃金(給与)に関することをまとめた規程です。
常時10人以上を使用する事業場では、就業規則を作成し、所管の労働基準監督署に届け出をすることが義務づけられています。
就業規則には、必ず記載しなければならない絶対的記載事項と制度がある場合にその内容を記載しなければならない相対的記載事項があります。そして、賃金(給与)に関する項目は、絶対的記載事項なので必ず記載しなければなりません。
賃金規程(給与規程)のサンプルは、ネットや書籍で簡単に入手することができます。
私のコンサルでは、給与・人事評価制度の作成がすべて完了してから、サービス価格で賃金規程(給与規程)も合わせて作成しています。
就業規則(その中の賃金規程)は労働基準監督署長に提出します。修正などが発生した場合、その都度提出する必要があるので、賃金規程(給与規程)には、必要なことを簡潔に明記して、細かい数字や運用などは別の「給与・人事評価マニュアル」に記載して、これを日常的に使用することをお薦めします。